【報道発表】大阪府が一般社団法人生成AI協会(GAIS)の公共会員として参画 ~ オープンデータと生成AIを活用した地域課題解決に向けた連携を強化 ~

報道関係者各位

2025年12月1日
 一般社団法人 生成AI協会(GAIS)

一般社団法人生成AI協会(以下、GAIS)は、大阪府がGAISの公共会員として参画したことをお知らせいたします。 これにより、大阪府とGAISは、オープンデータやデータ連携基盤と生成AIを組み合わせた地域課題解決・スマートシティ推進に向けた連携を、これまで以上に強化してまいります。

背景:OSAKAイノベーションデータラボを中心としたこれまでの連携
大阪府では、スマートシティ戦略部を中心に、データ仲介プラットフォーム「Open Data Platform in Osaka(ODPO)」等を活用し、行政・民間・万博関連データを活かした新たなビジネスやサービスの創出に取り組んでいます。GAISは、2025年度に大阪府が実施したプログラム 「OSAKAイノベーションデータラボ – beyond万博でデータが未来を創る」において、後援団体として参画し、以下のような形で連携してきました。
・プログラムの趣旨・意義の周知に関する支援
・GAISが主催する「GenAI勉強会」における大阪府の取組紹介・現場レポート
・データ利活用・生成AI活用に関する知見共有 など
これらの取り組みを通じて、GAISのデータ連携利活用ワーキンググループと大阪府のデータ利活用施策との連携が進み、ODPOをはじめとする大阪府のデータ基盤を、全国の行政・企業・コミュニティに紹介する土台が形成されました。

今回の公共会員参画の概要
GAISと大阪府との協議において、以下の方針が確認されました。

1. 大阪府のGAIS公共会員としての参画
大阪府からの申し込みに基づき、GAIS運営委員会にて公共会員としての参画を承認しました。
今回の公共会員参画を通じて、大阪府とGAISは、これまで行ってきたOSAKAイノベーションデータラボ等での連携を一層発展させていくことを確認しました。
2. 情報発信・広報における連携
大阪府が実施するOSAKAイノベーションデータラボやODPO関連のイベント等について、GAISのWebサイトおよびメーリングリストを通じて、会員・コミュニティに向けて告知・情報発信を行います。
特に、2025年11月20日に開催された「OSAKAイノベーションデータラボ 優秀者ピッチイベント」については、大阪府からの情報提供に基づき、GAISから会員向けに告知を行うことを協議のうえ確認しました。
3. ワーキンググループでの連携
大阪府は、GAISが運営する「データ連携利活用ワーキンググループ」「自治体DX・地域創生ワーキンググループ」への参加を予定しており、同ワーキンググループにおいて、ODPOをはじめとする大阪府のデータ基盤の運用・課題感、他自治体の先行事例等を共有しながら、生成AIを活用したデータ利活用や地域課題解決に向けた議論を進めていきます。
4. 勉強会・イベントでの協力
GAISが継続的に実施している「GenAI勉強会」等の場において、大阪府の取組紹介や、データ利活用の実践事例を発信していくことで合意しました。特に、大阪開催やオンライン開催の勉強会において、大阪府が登壇し、ODPO・OSAKAイノベーションデータラボ・スマートシティ関連施策の内容を共有する方向性が確認されています。

今後の展望
公共会員としての参画を契機に、大阪府とGAISは、

・オープンデータ/データ連携基盤と生成AIを組み合わせた実践的な利活用モデルの創出
大阪府内外の自治体・企業・スタートアップ・有識者が参加する対話と共創の場づくり
・大阪・関西地域から全国へ広がるスマートシティ・地域創生のロールモデルの発信
に取り組んでまいります。
GAISは、今後も大阪府をはじめとする自治体の皆さま、企業・スタートアップ・教育機関等との連携を通じて、「生成AIの健全で実践的な利活用」を推進してまいります。


上村 代表理事 コメント

このたび、大阪府に公共会員としてご参画いただけることを、協会を代表して心より歓迎申し上げます。
GAISはこれまで、「OSAKAイノベーションデータラボ – beyond万博でデータが未来を創る」への後援をはじめ、大阪府とともに、オープンデータやデータ連携基盤を軸とした新たな価値創出に取り組んでまいりました。特に、ODPO(Open Data Platform in Osaka)の取り組みを全国へ紹介し、自治体・企業・スタートアップが連携していくための橋渡し役として、多くの学びと成果を共有してきたところです。
今回、大阪府が公共会員として正式に参画いただいたことは、こうした連携をさらに深化させ、データと生成AIを掛け合わせた実践的な地域課題解決モデルを、大阪から全国へ展開していく大きな一歩であると考えております。
大阪府は、スマートシティ戦略部を中心に行政・民間・大学と協働し、万博関連データを含む多様なデータの利活用に早くから取り組んできた先進自治体です。GAISとしても、ワーキンググループやGenAI勉強会などの場で、府の皆さまの知見や挑戦を広く共有いただくことで、他自治体にとっても具体的で実現可能なロールモデルが生まれていくことを期待しています。
生成AIは単なる技術革新ではなく、行政サービスの質、都市の魅力、地域コミュニティの在り方そのものを変える力を持っています。GAISとしても、大阪府とともに「安全・安心で持続可能なAI利活用」のモデルをつくり、官民連携・自治体間連携の新たな基盤づくりに取り組んでまいります。
今回の参画を契機に、大阪府・全国の自治体・企業・スタートアップ・教育研究機関が、より実践的で効果のあるAI利活用に挑戦できるエコシステムが広がることを強く期待しております。GAISは引き続き、多様なステークホルダーの共創を支えるハブとして、生成AIの健全かつ社会的価値の高い活用を推進してまいります。

一般社団法人生成AI協会(GAIS)について
一般社団法人生成AI協会(GAIS)は、生成AIの健全な普及と実践的な利活用を目的として設立された団体です。 月例の「GenAI勉強会」や各種ワーキンググループを通じて、産官学・自治体・スタートアップ等の多様なステークホルダーが参加するコミュニティ運営、技術・事例の共有、政策・ルールメイキングへの提言等に取り組んでいます。
・主な活動:
 ・生成AIに関する勉強会・セミナーの開催
 ・自治体DX・地域創生、データ連携利活用、人材育成等のワーキンググループ運営
 ・会員・パートナーとの共同プロジェクト、イベント・プログラムの支援 など

本件に関するお問い合わせ先
一般社団法人生成AI協会(GAIS) 事務局
 E-mail:press-release@gais.jp
 Web:https://gais.or.jp/