2026年1月31日(土)にGAIS主催オンライン・セミナー「バイブコーディング入門」が開催されました。
(1)バイブコーディング入門 講師:新井元気

いま話題のバイブコーディングについて、新井元気さんに入門セミナーを行っていただきました。
バイブコーディングは「最初から仕様を固め切らず、AIに“こんな感じで”と投げ、生成→確認→修正を高速で回す」開発スタイルとして紹介され、実際に新井さんは日常開発でAI生成コードが大半を占めると語りました。
★ 新井さんから当日の資料が公開されました。活用してください。
https://iloveudemy.banana-quantum.com/vibe-coding/index.html

講演の中心は、ターミナルで動く Claude Code の活用。デモではHTML/CSS/JSでTODOアプリを作り、AIがファイル生成・編集を進める流れをその場で体験しました。特に強調されたのが Shift+Tabでの“プランモード”で、実装前に方針を考えさせるだけで精度が上がる、という実践的なTipsです。
さらに「最重要」として紹介されたのが cloud.md による“AIへの共通指示の固定化”。プロジェクト(またはホームディレクトリ側)に指示を書いておくことで、毎回の説明コストとブレを減らせる、という運用の話が印象的でした。最後にQ&Aでは、長く使うと精度が落ちる問題への対策として、利用状況(Usage)を見つつ /compact(会話圧縮)や /clear(クリア)でコンテキストを整える方法が提示されました。総じて本講演は、ツール紹介にとどまらず、「考えさせてから作らせる」「指示を資産化する」「コンテキストを管理する」という、明日から効く運用ノウハウが詰まった入門回でした。
(2)GAIS AI-DEVCON 2026 について 森 一弥

GAISエバンジェリストの森一弥さん(アステリア株式会社/GAISエバンジェリスト)が、「GAIS AI-DEVCON 2026」応募の最新状況(締切延期)と、応募で“得する”ポイント(審査の観点)を共有しました。当初は1月上旬締切だったところ、応募期間は2月まで(=2月末まで)に延長。森さんは「1か月あるので、ぜひ参加を」と強く呼びかけました。
最優秀賞は賞金10万円。また入賞者は「GAIS公認エンジニア」として表彰され、所属企業での評価にも書ける、と参加動機を後押しする説明がありました。
AI-DEVCON実施の狙いは大きく3点。
- コンテスト応募できる“尖った”生成AI人材の可視化
- GAISの知名度向上(開発者・学生の参加促進)
- ボランティア中心の事務局負荷を減らす(運用を助けるツールを増やす)
という、コミュニティ運営の現実に根ざした動機が語られました。
募集テーマは、GAISの活動・運営に効くAIツール。例として「GAISサイトのSNS投稿自動化AI」などが挙げられ、詳細はWebの例示を参照してほしい、と案内されています。審査は理事・事務局による人の審査に加えて、NotebookLMやChatGPT等にREADMEを読ませて精査する“AIを使った審査”もウェイトが大きいというのが、今回の一番実務的な示唆でした。そのためREADMEには、開発背景/便利な使い方/「GAISがどう助かるか(事務局・会員がどこで嬉しいか)」まで具体的に書くと評価されやすい、と“勝ち筋”が提示されました。応募作品は、汎用業務向け・特定業務向け・GAIS運用管理向けなど幅広いが、共通して重要なのは「何かしらAIを使う」こと。さらに、アプリ内にAIを入れる必然性(なぜAIなのか)を考えるよう促しました。RAG、データ解析、予約、チャットから使うツールでもOK。特にエージェント/自動化は事務局の役に立ちやすいキーワードとして推されました。開発手法は問わず、AI駆動開発でも従来型でもOK。さらに Dify や n8n などノーコードで作ってもよい、と間口の広さが強調されました。最後は、「GAISの中の人が明日から使いたいと思うツール」が上位に来る、という一言に集約されます。締切延期で時間はまだある。READMEで価値を伝え切り、GAIS運営に刺さる“自動化・エージェント”寄りの実装が、最短で評価に繋がる—そんな実践的ガイドが詰まった案内でした。